排水口掃除

ふと思い立って家の排水口を掃除した。
これは定期的にやるのだが、
しばらくやれなかったのだ。
掃除するのは、炊事に使う水を流す排水口である。
蓋を開けるとたちまち悪臭が漂う。
スコップでクリーム色の泥状のものをすくう。
流しから流れる排水の油が固まったものである。
ずっと溜めてしまうと、水の流れが悪くなる。
衛生面はもちろんだが、道教や風水では、
「山管人丁、水管財(山は人を司り、水は財を司る)」
といい、水回りはすなわち金回りだと考えるらしい。
したがって、汚さを厭わずせっせとやるのである。
いずれにせよ、排水口がきれいになり、
水がスムーズに流れるのを見るのは気持ちが良い。
蚊に手や顔を刺されたことも忘れてしまう。
やはりこれも大事なことだ。