神農

昨日は、
家族とともに私が主宰する中国語教室へ行き、
教室の掃除を行った。
盆暮れには掃除をするのである。
掃除を終えると、近くの神社にお参りに行く。
私の教室は、大阪市中央区道修町にある。
道修町というのは、
周囲がほとんど製薬会社という珍しい場所だ。
少し歩くと、緒方洪庵適塾もある。
近くの神社というのもまた変わっている。
日本と中国の神様を祭っているのである。
日本の神様は少彦名命(すくなひこなのみこと)で、
医薬に関わりのある神様である。
中国の神様は、神農(しんのう或いはじんのう)といい、
漢方薬の開祖のような伝説上の神様である。
山に入り、あらゆる草を食べて薬か毒か調べたという。
角があったと言われていて、
神社には、口に草を入れようとしていて、
角が生えている神農の木の像が置いてある。
近くにこのような日中両国の神社があるのだから、
私としては、仕事上の氏神様だと思って参拝するのである。