初級者向け会話授業

今日は午前中の太極拳練習の後、
中国語教室で、中国人教師による会話授業を行った。
参加者が、学習歴1年半に満たない初級者ばかりだった。
もちろん、先生はそれを踏まえて授業を行うが、
それでもやはりスピードにはついていけず、
聞き取れないことも多々ある。
しかし私はそれで良いと思う。
初級レベルだと、聞き取れる言葉があるのを喜べばいい。
そして、学んだ言葉は1回聞いただけで、
すぐ意味がわかるようにしていけばよいことを、
理解すればよいと思っている。
たとえば、初級レベルで中国に留学したとする。
最初の授業はさっぱりわからず、
「こんなので、やっていけるんだろうか?」
と不安に感じて当然である。
それでも毎日授業にでているうちに、
徐々に聞き取れるようになり、
1ヶ月もすれば、楽しく感じるようになるのだ。
仕事を持つ社会人はそうはいかないが、
週1回の授業でも、出てきた言葉や言い回しを、
完全に反応できるほどにしっかりと覚えることができ、
スピードにあわてない訓練をすれば、
十分効果を上げられるのだ。
私がかつて師事した通訳をやっていた日本人の先生は、
中国と国交のない時代に中国語をマスターし、
通訳として第一線で活躍されていた。
もちろん留学できればそれに越したことはない。
が、要は、やり方次第だ。