迷子

昨日は、
次男を大阪のお初天神に連れて行った。
散歩参拝である。
そこそこ人が多かったが、
参拝を終えて駅に向かった。
駅に着いた時に、
次男はさっさと先に行ってしまった。
次男は足が速く、
時々こういうことがある。
今までも再三注意したが、
すぐ忘れるようであまり効果がない。
切符売り場のところで待っていたが、
次男はやってこない。
私を探しているのだろうと、
私も戻って探したが見つからない。
行き違いになったようだ。
また切符売り場に戻ろうとすると、
初詣帰りと思しき若者の一団がおり、
その周りを次男が右往左往しているのが見えた。
何かトラブルだったら嫌だな、
と思って近づいて行くと、
若者の1人が、
「お父さんがいないって言ってるぞ。
助けてやれよ。」
と言っているのが聞こえた。
私が近づくと次男が来て、
「ごめんなさい、ごめんなさい。」
と言うので私もホッとした。
若者たちに「すみませんね。」
と言うと若者の1人が、
「いえいえ。」
と答えた。
いい人たちで良かったと思った。
私も安心したが、
次男にとってもいいクスリになっただろう。