ミレニアム5

ダヴィド・ラーゲルクランツ「ミレニアム5」を読んだ。
シリーズ最終作である。

ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 上

ミレニアム5 復讐の炎を吐く女 上

相変わらず主人公リスベットの活躍は痛快であるが、
作品全体としては、
普通のアクション映画の原作小説といった感じで、
ミレニアムシリーズ色が薄れた感じがした。
面白くないわけではない。
十分楽しめるのだが、
少なくとも前作までのゾクゾクした感じが、
私には感じられなかった。
それでもこのシリーズは、
ミカエルとリスベットという、
主人公2人の魅力的なキャラクターを作り上げたことで、
ファンを十分楽しませてくれたと思う。