黒沼

香月日輪「黒沼」を読んだ。

黒沼―香月日輪のこわい話 (新潮文庫)

黒沼―香月日輪のこわい話 (新潮文庫)

何となく図書館で手に取った本である。
サブタイトルに、
「香月日輪のこわい話」
とあったので、
怪談物だと思って読み始めた。
18編の短編小説から成っている。
前半は小学生が主人公のものばかりで、
「これは子供向けだったか」
と少し落胆したのだが、
これが案外面白くて読み進んだ。
後半はしみじみした話あり、
情緒ある話ありで読み応えがあった。
他の作品も読んでみたいと思う。