怪しいおもちゃ

昨日の授業で、生徒さんと駄菓子屋の話になった。
こんなお菓子があった、あんなクジがあった、
などと話していたが、ふと思い出したものがあった。
駄菓子ではないが、
下校時の小学校の門の近くに、
ちょっと怪しげなおじさんが
怪しげなおもちゃを売っていることがあったのだ。
いろいろあったようにも思うが、
印象に残っているのは煙の出るおもちゃである。
数十円程度のものだが、
シートについている粘着性のものを2本の指につける。
そしてその2本を指を数回つけたり離したりすると、
あら不思議、煙が出てくるのである。
それを買った友達の誰かが、
面白がって実演して見せてくれようものなら大変だ。
みんなわれもわれもと買いに走ったものだった。
数日で飽きてしまうような他愛もないものであるが、
懐かしく面白い、そして怪しいおもちゃであった。