詩吟グッズ

詩吟は中国や日本の漢詩を節をつけて歌うものである。
詩吟をやっていて中国語をやりたくなって、
うちの教室に来られる方が何人かおられる。
昨日の生徒さんもその1人で、
私がその授業内容や学習方法を知りたがったので、
昨日の授業の時に、詩吟学習グッズを持ってきてくださった。
まず教本である。
たくさんの漢詩があり、どのような節をつけるのか、
どの位の長さで読むのか、など複雑な記号がたくさんついている。
それは一般の音楽の記号とは異なるので、
詩吟を学ぶ人はそうした記号が何を指すのかを覚えなければならない。
さらに、正しい節で歌うためのピアニカのような楽器もある。
縦5センチ、横15センチほどの電動のものである。
音に応じたボタンが数十個ある。
ボタンを押すと音が出るので、それに合わせて練習するのだ。
流派や組織も様々で、節回しも流派で異なるそうだ。
私は詩吟を習おうとは思わないが、
学ぶ人のための様々な工夫が為されているのがよくわかった。