四国お遍路回想(1)

四国お遍路に出発の朝。
9時に新大阪駅に集合であった。
行ってみると、
旅行社の女性がおられ、
お遍路姿の男性がおられた。
この男性が先達兼ドライバーのNさんであった。
家内と行った1回目のお遍路は、
大型バスで団体であったが、
今回は7、8人乗れるジャンボタクシーなのだ。
挨拶を済ませると、
Nさんがにこやかに言われた。
「こんなことは初めてです。
参加者はお2人です。」
聞いてみると、
最少催行人数は5人なのだが、
少なくとも3人が直前に、
キャンセル料を払ってキャンセルされた、
とのことであった。
その後名古屋から参加のAさんが合流した。
我々2人で7、8人乗れるタクシーに、
ゆったり座って行けるのだから、
ラッキーであった。
旅行社の女性はそこで帰られ、
タクシーは男3人で四国に向けて出発した。