原理研(3)

大学に入ってから、
同じクラスになり、
初めて話をした人がいた。
K君とするこの人は、
関西出身で、
駿台京都校に通っていた、
一浪同士という私と共通点があり、
話しやすかった。
しばらくしてから彼と、
「何かサークルに入った?」
という話をした。
私はまだ何も入ってなかったが、
彼が入ったサークルは何と、
原理研」であった!
私は驚いて絶句したが、
大丈夫なのか聞いてみると、
「いや、何でもないで。」
との答えであったが、
その後クラスや授業では、
彼は在籍しているのかどうか、
それさえ分からないほど、
大学に出て来なくなった。