沖縄旅行(13)

障碍のある次男は、
小さい子供が叱られている声や、
赤ちゃんなど子供が泣く声に敏感だ。
例えば電車の中で、
そういう声を聞いたとすると、
すぐに車両を移ることになる。
もしそんな状況が続けば、
パニックを起こす恐れがあるのだ。
この時期の旅行を決めたのは、
たぶん子供が増えるであろう、
春休みを避けたこともあったのだ。
だが帰りの旅行最終日は祝日だった。
空港の我々が搭乗を待つ所には、
赤ちゃんや小さい子供がいた。
我々はヒヤヒヤしながら搭乗した。
席に座ると何と!
次男と家内の通路を挟んだ隣は、
赤ちゃんを連れた若いお母さんだった!
もし赤ちゃんが泣き出したら、
CAさんに言って、
次男を移動させてもらおうと思い、
気が気ではなかった。
幸いお母さんが上手くあやしてくれて、
赤ちゃんはずっとご機嫌で、
約1時間半のフライトは無事終わり、
我々は胸を撫で下ろしたのであった。
こうして色々心配しどおしだった、
初めての沖縄旅行は無事終わった。
スリリングだったが、
とても楽しかったし、
沖縄はぜひまた行きたい、
と思うほど気に入った旅先となった。