知らない人は全く知らないのだが、
世はまさに怪談ブームである。
このことは前にも書いた。
また私はもともと怪談好きである。
怪談を載せた本や漫画、
テレビ番組や映画など気になるものは何でも見る。
稲川淳二の怪談会にも行ったし、
中山市朗の怪談会にも参加した。
そしてそこで私が話した話が本に掲載され、
さらには中山さんがテレビ番組で話したりもした。
しかし最近は少々過熱気味な気がする。
youtubeでは怪談に関するチャンネルが次々現れている。
私もいくつか気に入ったチャンネルを登録している。
ラジオ局も今までラジオ番組で怪談を聞かせるだけだったのに、
最近は有料配信としてお金をとっているほどだ。
また怪談師と呼ばれる人が圧倒的に増えた。
稲川淳二のイベントには行ったが、
普通はお金を出してまで怪談を聞くほどのこともない。
もちろんとてもレベルの高い怪談師がいて、
その人の代表作と言えるようなものは、
やはり怖いしひねりが効いている。
しかし大部分はそんなに感心するほどのこともない。
怪談自体は江戸時代からブームなので、
今後も続いていくのだろうが、
私自身はしばらく距離を置きたい気分になってきている。