バベットの晩餐会

映画「バベットの晩餐会」を見た。

 

何となく名前だけは知っていた。

地味な感じな映画でたぶん自分では見ないだろうと思っていた。

ところがテレビでやるのを知り、

予約録画しておいた。

ネットで評判を見るといい評価ばかりである。

そこで見てみたがとてもしみじみしたいい映画だった。

デンマークの田舎に住む敬虔なキリスト教徒の姉妹が、

貧しい人に施しをしながら慎ましく暮らしていた。

姉妹は実らない恋愛などを経験したが、

ずっと質素な暮らしをしながら信仰に生きて老境に至った。

ある時フランス革命で家族を失った女性が逃げてきたのを匿う。

その女性バベットが元宮廷料理人で、

老姉妹や村人のために一晩だけの晩餐会を開く。

その料理を通じて村人や姉妹の人生や心が癒やされていく。

内容としてはそういう地味な映画なのだが、

見ているこちらも癒やされるとてもいい映画であった。