鳥居

この間、
伏見稲荷に行った時、
ちょっと驚いたことがあった。
稲荷山を登り、
あちこちお参りして、
そろそろ本殿に戻るか、
という辺りに差し掛かった時、
たくさん並んだ鳥居の間の道を歩いていた。
ふと何か引っかかるものがあり、
通り過ぎた後に、
少し戻って鳥居にある名前を確認した。 
鳥居には奉納した人の名前が書いてあるが、
何とその名前が、
私が働く専門学校の校長先生の名前だったのだ。
あちこちで見るようなよくある名前ではない。
でも同姓同名かもしれない。
鳥居には大まかな住所も書いてある。
そこで校長先生の経歴を調べると、
間違いないということになった。
後日本人に確認してみると、
やはりそのとおりだった。
親の代から奉納していたが、
かつては8本あったが、
今は1本だけらしい。
なかなか興味深い意外な発見であった。