知恩院仏名会(2)

しばらくすると、

若いお坊さんの法話が始まり、

その後そこにいた参拝客と一緒に木魚を叩きながら、

南無阿弥陀仏」と5分ほどずっと唱え続けた。

知恩院は浄土宗の本山なので「南無阿弥陀仏」なのである。

僅かな時間であったが、

私にとっては人生初木魚であった。

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その後京都の街をぶらついて時間を潰し、

時間ギリギリになって仏名会に戻ってきた。

30人ほどの人が椅子に座っていて、

すでに説明が始まっていた。

10人ほどのお坊さんが出てきて、

三千仏の掛け軸に向かって、

たくさんの仏様の名前を唱えた後に、

我々が椅子から立ち上がり、

節を付けた「南無阿弥陀仏」を唱えながら礼拝するのだ。

椅子から立ち上がるだけなので、

体力的にはさほどしんどくはなかった。

1時間ちょっとの時間で仏名会は終わった。

三千仏全て唱えたわけではないだろう。

3日間に分けて行われるのだから、

おそらく1日で千仏ほどだろうと思う。

とにかく貴重な体験をさせてもらったと思いつつ、

京都を後にしたのであった。