しばらくすると、
若いお坊さんの法話が始まり、
その後そこにいた参拝客と一緒に木魚を叩きながら、
「南無阿弥陀仏」と5分ほどずっと唱え続けた。
僅かな時間であったが、
私にとっては人生初木魚であった。
その後京都の街をぶらついて時間を潰し、
時間ギリギリになって仏名会に戻ってきた。
30人ほどの人が椅子に座っていて、
すでに説明が始まっていた。
10人ほどのお坊さんが出てきて、
三千仏の掛け軸に向かって、
たくさんの仏様の名前を唱えた後に、
我々が椅子から立ち上がり、
節を付けた「南無阿弥陀仏」を唱えながら礼拝するのだ。
椅子から立ち上がるだけなので、
体力的にはさほどしんどくはなかった。
1時間ちょっとの時間で仏名会は終わった。
三千仏全て唱えたわけではないだろう。
3日間に分けて行われるのだから、
おそらく1日で千仏ほどだろうと思う。
とにかく貴重な体験をさせてもらったと思いつつ、
京都を後にしたのであった。