琴の始末

母の遺品でまだ残っているものがあった。

母の嫁入り道具だった琴だ。

これを処分するのに困っていた。

市のゴミ収集ではやってくれない。

ネットで琴の買取で検索すると色々出てくる。

「古いものや壊れているものでもOK!」

などと謳っているが、

これは今回全くの嘘の広告だとわかった。

ネットで広告を上げている業者に電話したところ、

高級物でないと扱わないのだという。

最初から「高級なブランド物しか扱いません!」

とネット広告に明記すべきであると思う。

とにかく仕方ないので、

琴に手を合わせてから電気ノコギリで切断して、

普通のゴミとして出せるようにして処分した。