今朝の犬の散歩のとき、
4時40分くらいのことだ。
家から少し離れたマンションの前で、
入り口のところで寝ているおばさんがいた。
最初倒れているのかと思ったが、
こちらの足音に気づいて、
ハッと顔を起こしたかと思うとすぐまた寝た。
「ああ、倒れているわけではないんだな。」と思い、
素知らぬ顔で通り過ぎた。
実はこのおばさんのことは知っていた。
ちょっとした奇行で近所では知られた存在なのだ。
母がまだ元気だった頃、
夕方に犬の散歩に行く途中、
近くの幼稚園の横の道で寝ているこのおばさんを見かけた。
病気か何かで倒れていると思った母が、
その家のご主人に知らせに行った。
知らせを聞いたその主人は、
母にお礼の一言もなく無言で、
そのおばさんのところへ向かった。
後のことは知らないが、
母は何も言わないそのご主人に憤慨していた。
どうもケンカの多い家庭だったようだ。
というわけで、
このおばさんが外で寝るのは珍しくないことなのだ。
暑さに耐えかね、
かといってエアコンをつける気もなく、
風が涼しい外で寝ていたのかもしれない。