愛宕山(4)

私は山に登り始めると、
何となく意地になってしまって、
休まず一気に登ってしまう。
かなり頑張って登ったが、
上の方に来ると雪で大変だった。
が何とか2時間ほどで神社に近づいてきた。

雪で大変ではあったが、
逆に雪の中の神社のたたずまいは美しいものだった。
雪で外は寒いのに、
身体は汗びっしょりだった。
足を滑らせながら、
ようやく神社に辿り着き、
参拝して無事新しいお札を受けることができた。

神社内にはストーブを炊いた部屋があり、
みんな休憩したり汗でぬれた服を着替えたりしていた。
そうした準備のない私は少し休んでから、
山を下り始めた。