大峯山(5)

頂上まで来たら、

後は怒涛の下山である。

先達さんについてそこそこ速いスピードで降りる。

途中に他の登山者に会うと、

お互い「ようお参り」と声を掛け合う。

山の上はほぼずっと雨だったのに、

下に降りてくると晴れているし暑い。

すでに筋肉痛の足を引きずり宿に到着。

風呂に入ってさっぱりしてから龍泉寺に向かう。

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勤行を終えた後、

住職さんから1人1人木でできた修了証をいただくのである。

車での移動はあったし、

懐中電灯で足元を照らしながら歩いた点は現代であるが、

それ以外は基本的にずっと昔から続いている伝統を、

身を以て感じさせてもらった気がする。

洞川温泉も行者さん対象の宿がほとんどなので、

昔からの風情を感じさせてくれる。

とても印象深い修行体験であった。

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宿から見た夜の洞川温泉