成人

少し前に、

次男は20歳になった。

自閉症であり、

知的障害もある次男は、

一般の基準からすると障害者であるが、

我々親からすると、

立派な成人に育ってくれたことになる。

普通の親なら親の手を離れることになるのだろう。

子育てが一段落したとも言えるのだろう。

しかしうちでは死ぬまで子供のことを心配し、

できる限り面倒を見ていくことになる。

今ではそれもいいと思っている。

幸いなことに、

長男も次男も性格はいい。

他人に迷惑をかけることや嫌がられることはしない。

(次男は感情が抑えられず大声を出すことがたまにあるが‥。)

人としてダメなことはダメだというのは分かっている。

障害はあっても、

親として子供はまさにかけがえのない存在なのである。