四国お遍路回想(4)

参拝の手順はこうである。

寺に着くと山門で一礼。

手水所で手と口を漱ぐ。

次に本堂へ行って、

蝋燭に火をつけて立てる。

次に線香に火をつけて立てる。

真言宗は3本立てる」と先達さんが言われていた。

次に用意していた納札を箱に入れる。

そして賽銭を入れて拝む。

拝む順序は、開経偈・懺悔文・三帰・三竟・十善戒、

菩提心真言・三昧耶戒真言・般若心経、

そしてその本堂のご本尊の真言・光明真言弘法大師宝号、

最後に回向文と自分の願い事を念じて終わる。

次に大師堂へ行って同じことを行う。

こうして書いていると大変そうだが、

1日に13個寺ほども回ると、

慣れてきて動きも読経もスムーズで速くなる。

御朱印は先達さんがやってくださるし、

参拝手順も教えてもらえるので不安はない。

最後にまた山門で一礼して寺を出る。

そしてまた次の札所に向かうのである。