自己イメージ

この夏休みに、
今神奈川に住んでいる高校時代の友人が、
お盆の帰郷に合わせて連絡をくれ、
会うことになった。
居酒屋で飲んでいると、
お互い障碍児を持つ親として、
家族の話になる。
それ以外では学生時代の話になる。
「こんなことがあった」、「あんなことがあった」、
と話は尽きない。
しかし意外に思ったのは、
かつて「おまえはこんな事を言った」とか、
「こんなことをした」と言われたとき、
「自分は本当にそんなこと言ったのか」、
と疑わしくなるほど覚えていないし、
それが今の自分からは、
想像できないことであったりすることだ。
これは以前中学時代の友人が集まった時も、
同じようなことがあった。
人は誰でも自己イメージがあると思うが、
それが今では全く変わっているということだ。
「過去の自分」、「今の自分」、
「自分が思う自分」、「他人が見た自分」
はそれぞれ異なることも多いのだ。
「三つ子の魂百まで」というが、
人は変わる部分も多いことを痛感した。