生徒さんの怪談(6)

ある生徒さんの学生時代の話。
家の近くに川があり、
その横を歩いていた。
昼間で何も怖いこともなかったのだが、
ふと自分の後ろで、
誰かがついてきているような気がした。
何となく怖くて、
下を向いて足元の所だけ振り返ってみた。
すると自分の靴のすぐ後ろに、
小さい女の子の靴と足が、
ぴったりとくっついていた。
びっくりして慌てて走って逃げたという。
生徒さんの怪談シリーズはこれで終わり。