病院に電話して、
診察予約を変更してもらうようにした。
母の診察をしてもらう科につながると、
変更しても診察は日が空いてしまうので、
薬がなくなるだろうと言われる。
確かに薬がなくなるのは困る。
結局私が午前診療時間内に、
病院まで薬を取りに行くことになった。
母を家へ連れて帰り、
私は自転車で病院に向かった。
病院は電車で6駅ほど離れたところにある。
それでも自転車で行くのは楽なものだった。
途中線路上に停まっている電車を見た。
中の乗客はギュウギュウ詰めで、
扇子などで盛んに仰いでいて暑そうだった。
後で聞くとエアコンも止まっていたらしい。
病院に着くとすぐ医師に会えて薬をもらい、
次回診察日を決めて帰ってきた。
帰りの途中で電車運行再開を知った。
実に4時間停まっていたらしい。
母を車いすに乗せたまま、
4時間も車内にいたら体を悪くしただろう。
思えば今回の選択は最良だったのだろう。
とにかくこの日は大変だった。
