出勤時の光景

4月から、
次男は就労支援の作業所に通っている。
これまでだと、
新しい環境に慣れるのに時間がかかり、
前の所が恋しいようなことを言うのが常であった。
中学から高校の時は大変だったが、
どういうわけか今回は文句も言わず、
毎日通っている。
長男は大学に行っており、
土日はアルバイトに出る。
家内はパートに出かけ、
私も仕事に行くが、
私と家内の出勤時間は子供たちより遅い。
したがって子供たちが出かけるのを、
「行ってらっしゃい」と見送ることになる。
長男は今でこそ基本的には健常児であるが、
3歳児の時に障害を診断されたし、
次男は大幅に改善されたとはいえ、
やはり障害のある身である。
それを思えば、
朝に出勤を見送る時が来ようとは、
思いもしなかったことであり、
まさに感無量である。