青藍病治療マニュアル

似鳥鶏「青藍病治療マニュアル」を読んだ。

青藍病治療マニュアル

青藍病治療マニュアル

なかなか面白いペンネームであり、
この作家の作品を読むのは初めてである。
青い光が出ることで発現する能力で、
様々な現象を起こしてしまう主人公たちを描いた短編4編。
いわゆる超能力を一種の病気ととらえ、
どの作品にも共通する研究者の医師が登場する。
発想そのものも面白いし、
展開も飽きない。
SF青春小説といった感じだが、
そんなに軽いわけでもない。
なかなか興味深く読める小説であったし、
他の作品も読んでみる気になった。