埋れた牙

堂場瞬一「埋れた牙」を読んだ。

埋れた牙

埋れた牙

元警視庁捜査一課の刑事が、
父親の介護のために、
生まれ育った町に戻り、
地元警察署の刑事になる。
というようなある意味現実的な設定。
地元である東京吉祥寺の様子や地元愛が語られる。
昔からの友人などから情報を得て、
知り合いの娘の行方不明事件を捜査、
恐ろしい事件の内容を暴き出す、
というストーリー。
日常的な描写とともに、
事件が少しずつ分かってくる、
重い事件をそうした描写でバランスをとる。
読後感の良い刑事小説であった。