教場2

長岡弘樹「教場2」を読んだ。

教場2

教場2

前作に続いて、
警察学校を舞台にした教場において、
主人公風間教官の神のごとき頭脳と観察眼が、
冴えわたる作品である。
他の長岡作品同様に、
うっかりしていると、
重要な要素を読み飛ばす可能性があり、
気が抜けない読書となる。
今回はストーリーのトリックというより、
警察学校で学ぶ実践的技術の紹介が多く、
それもとても面白い。
職務質問の仕方や格闘技術やら、
家宅捜索の際の注意すべき点など、
大変興味深い。
相変わらず読み応えのある小説であった。