海の見える理髪店

萩原浩「海の見える理髪店」を読んだ。

海の見える理髪店

海の見える理髪店

直木賞受賞作であって、
前から読みたいと思っていたが、
図書館のデータを見ると、
いつも誰かが借りていて読めなかったのだ。
先日たまたま見つけたので読んだ。
6編の短編小説から成る。
表題作は少し切ないがほのぼのした作品。
私にとっては、
「空はいつもスカイ」が切なくてつらい。
年を取って面の皮が厚くなった分、
感情移入しづらいかと思えば逆で、
子供のことを扱った作品は弱い。
しみじみとした小説であった。