写経

少し前にある人から、
「おせがきとかやってますよね?」
と聞かれた。
「おせがき」の意味が分からなかったが、
「施餓鬼供養」のことだとわかった。
しかし正直なところ、
全くやってなかったし、
やらなければならないものだとも思っていなかった。
その話の流れで、
「写経供養」なら手軽でできるとわかった。
そこで特に父の供養のために、
写経をやろうと京都の東寺に行った。
東寺は両親に縁のあった寺なのだ。
2000円払って、
お堂の中にある机と椅子のあるところで、
2枚の写経を行う。
お手本をなぞるだけだが、
これが案外面白く、
集中して時間を忘れてしまう。
恐らく1時間半ぐらい経っていただろう。
1枚は寺で預かってくれて、
1枚は持って帰った。
今後1年に1回くらいはやろうと思っている。