墓見酒

夏休みが明けて、
生徒さんたちの夏休みがどうだったか、
短い作文を書いてもらっている。
その中には、
もちろんお盆の話題がある。
ある生徒さんの家では、
少し変わったお盆の風習がある。
どうも長崎の方の風習らしいが、
墓の周りにいくつか提灯を下げ、
夕方から夜にかけて、
親戚の人でお茶を飲んで話をするのだ。
生徒さんは車だったのでお茶だったが、
酒を飲むこともあるらしい。
落語の「天神山」では、
源助という主人公が、
みんなが花見酒をするなら、
自分は墓見酒をしようと一心寺に行き、
墓の前で一杯やるという場面が出てくるが、
まさに墓見酒をするわけである。
今週から来週は、
授業の中でこうした面白い話が聞けそうだ。