母再入院(2)

もともと母は、
大阪弁のいわゆる「いらち」、
すなわちせっかちな性格であった。
しかし最近それが顕著になってきていた。
緊張するとさらにひどくなり、
診察の待ち時間も、
絶えずしゃべり手足がせわしなく動いていた。
さらに診察中には、
突然足が動いて横の机を蹴ってしまうことがあった。
その様子を見た整形外科の医師から、
神経内科の受診を勧められたのであった。