激走!日本アルプス大縦断

NHKスペシャル取材班「激走!日本アルプス大縦断」を読んだ。

テレビ放送で収まらなかった内容を書いた本である。
富山からアルプスを縦断して静岡まで、
415キロの距離を8日間までに走るトレイルランニングレース。
トランスジャパンアルプスレース
通称TJARの2012年の様子を取材した記録である。
レースなので、
睡眠も削って走り続ける過酷なものである。
28名の選手のそれぞれの背景も描きつつ、
レースの模様を詳細に語っている。
優勝した選手の超人ぶりはもちろんだが、
自分なりのペースで行く人、
途中でリタイアする人など様々な人がいて、
その多様さも面白い。
また仲間同士や応援する人との絆など、
感動的な話も多い。
私ののんびりペースからは考えられないことだが、
それでもモチベーションが喚起される本であった。