加門七海「霊能動物館」を読んだ。
- 作者: 加門七海
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/11/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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以上の動物について、
歴史的なことを中心に書かれている。
まるで民俗学の本のようで、
寺や神社、古文書や作家自身の取材など、
かなり詳しい内容が書かれており、
この作家の教養と並々ならぬ研究心が伺える。
特に最初の狼と狐の項は圧巻である。
単なる歴史ではなく、
現代につながる恐ろしいエピソードがあり、
加門作品の面目躍如といった感じがある。