血の絆

A・J・クィネル「血の絆」を読んだ。

血の絆 (新潮文庫)

血の絆 (新潮文庫)

生徒さんがおすすめの作品を、
貸してくださったものである。
冒険小説というべきかわからないが、
息子を失ったと思っていた女性が、
生存を信じ旅をしていくうちに、
様々な国の様々な境遇の人が協力し、
息子の生還を目指すという話。
全然関係ない背景を持つ人々が、
女性の目的にひかれて、
親兄弟以上の絆で結ばれていく様は、
ある意味古典的でありながらも、
感動を覚える。
文もややこしくなく読みやすい。
こういうジャンルも娯楽作品としてはとてもいい。