ソウル・コレクター

ジェフリー・ディーヴァー「ソウル・コレクター」を読んだ。

ソウル・コレクター

ソウル・コレクター

もうこれでシリーズ作品を読んだのは、
3作目になるだろうか。
膨大なデータを駆使して、
殺人を犯し罪を他人にかぶせる犯人と、
ライムとサックスのコンビが対決する。
頭が切れる異常な連続殺人犯が、
次々と警察の裏をかくのもそうだし、
サックスが危険な場所に乗り込んで、
あわやという場面まで追い込まれるのも、
毎回同じパターンである。
小説として十分面白いが、
またかという感じもする。
この作品の興味深い点は、
個人データを駆使すれば、
こんな犯罪が成立するのだという、
恐ろしさを感じさせてくれたことだろう。
もちろんフィクションではあるが、
あながち遠い未来の話ではないような気がする。