夜のフロスト

R.D.ウイングフィールド「夜のフロスト」を読んだ。

夜のフロスト (創元推理文庫)

夜のフロスト (創元推理文庫)

フロストシリーズ3作目である。
相変わらず下品な冗談連発で、
また殺人や窃盗事件連発、
それに対して不眠不休で捜査にあたる。
睡眠不足や疲労を心配すると共に、
この舞台になっている架空の都市デントンは、
何と治安の悪い都市だろうと思えてくる。
特に推理がすぐれているわけでもないフロストは、
直感や偶然の幸運で事件が解決する。
鋭い推理を期待して読む作品ではなく、
無茶苦茶な刑事の日々を楽しむ作品である。
あと1作残っているシリーズ作品も楽しみである。