人形の話

私が怪談好きなのは、
以前にもこのブログに書いた。
専門学校で授業時間が余った時など、
たまに学生に短い怪談を話すこともある。
今年最も優秀なクラスで、
稲川淳二の怪談を話してほしい、
と学生から言われた。
稲川淳二の話は速すぎて、
留学生には聞き取るのが難しいそうだ。
そこで稲川怪談で最も怖いと言われる、
「生き人形」の話をすることにした。
長いこの話を何とか縮小して話した。
案の定、学生たちは大変怖がり、
話した甲斐があったのだが、
実はこの話、
私はかなり以前から知っていた。
なぜなら、
怪談の中に出てくる、
大阪のテレビ局での話があるのだが、
まさに私が子供の頃、
リアルタイムでこの番組を見ていたからである。
人形の顔を見てすぐ怖くなって、
一旦はテレビのスイッチを切ったほどだった。
しかしまた気になって、
最後まで見てしまったのだが、
スタジオのセットが壊れたり、
変な音がしてパニック状態な場面も見た。
というわけで、
私も昔からとても印象の強かった話だったのだ。