朱川湊人「無限のビィ」を読んだ。
- 作者: 朱川湊人
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2015/03/10
- メディア: 単行本
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小学3年生の男子が主人公の長編小説。
この町で連続殺人事件が起こり、
その犯人は永遠に生き続ける生物。
生物と戦う子供の姿を描く。
この小説は、
朱川テイストのてんこ盛りである。
昭和が舞台で、
時代を感じさせる描写が多い。
子供の間の遊びや交流などを書くのも、
朱川湊人の得意分野である。
そして、
「ウルトラセブン」を思い出すような、
日常の隣にある恐怖なども、
特撮好きな朱川湊人の本領発揮である。
作家の力の入れ具合がわかる力作である。