最強の武道とは何か

ニコラス・ぺタス「最強の武道とは何か」を読んだ。

極真空手大山倍達最後の内弟子と言われる、
デンマーク出身の空手家が書く、
様々な武道の体験記。
以前にBSでやっていたドキュメンタリーを見ていたので、
その裏話的な興味もあって読んでみたが、
前半の著者の修行記も面白い。
相撲、K―1、沖縄空手合気道、柔道、剣道など、
を体験した著者の実感が書かれている。
テレビ番組では古武道や居合もあったが、
それについては書かれていない。
それぞれの体験記はとても面白いのだが、
最も面白かったのは、
久しぶりに読んだ大山倍達の考え方だ。
無茶苦茶な理屈で絡んでくるような相手には、
「先に殴ってしまいなさい。」
「喧嘩で相手を倒したら30秒以内に逃げろ。」
などなど、子供の頃読んだ大山倍達の本や、
空手バカ一代」の痛快さを思い出した。
空手バカ一代(17)<完> (講談社漫画文庫)

空手バカ一代(17)<完> (講談社漫画文庫)