ドキュメンタリー

時々録画して見る番組がある。
BSドキュメンタリーである。
海外のテレビ局が作ったもので、
日本のものと視点が異なっている点が面白く、
特に歴史ものはよく録画して見る。
ヒトラーフルシチョフ
チャーチルスターリンなど、
実際の映像を使って説明される内容は興味深い。
ヒトラーの残虐さは有名だが、
実はスターリンも自国民を2000万人も殺していたとか、
フルシチョフアメリカ外遊の際の言動で、
アメリカに多くのファンを作り、
キューバ危機の際の戦争回避の遠因になった可能性など、
初めて知ることも多く興味深い。
こうしたものをいくつも見るにつけ、
人類に普遍の道徳などはなく、
大国のエゴのぶつかり合いで、
様々な問題が起きていることがわかる。
一方で、
国の勃興や衰退、
歴史の流れは抗いがたいもので、
基本的には個人にはどうしようもないものなのだ、
ということを痛感させられる。
日常的な気分転換の助けになる番組も必要だが、
こうした世界観を揺さぶってくれる番組も貴重だ。