
- 作者: 五木寛之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/06/14
- メディア: 文庫
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- 作者: 五木寛之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/11/01
- メディア: 単行本
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生徒さんは少し前に若い甥御さんを亡くされ、
それがきっかけにこういうテーマに興味を持たれたという。
先週金曜日にお借りしたが、
約1週間かけて、
激動編上下巻と完結編上下巻を昨晩読み終えた。
一気に読み終えられたのは、
その面白さと読みやすさである。
まるで大河ドラマを見ているような小説であった。
描かれる親鸞はどこまでも人間臭い人で、
その悩みや日々起こることに対する反応は、
我々となんら変わらない。
五木版の親鸞は悟った人という感じではなかった。
私としては、
なぜあれほど人を引き付けるカリスマ性があったのか、
という点などをもっと描いてほしかったと思う。
しかし、ともかく面白い小説であった。