笹本稜平「マングースの尻尾」を読んだ。
- 作者: 笹本稜平
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2006/02
- メディア: 単行本
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帯には「国際謀略小説」とある。
主人公はヨーロッパを舞台に商売をしている、
日本人武器商人である。
裏の仕事をしている、
フランスの諜報機関工作員マングースとの戦いを、
世界各地を舞台に6つの短編で描いている。
欧米の作家によるこうした作品は読んだことがあったが、
日本人作家によるものは初めてである。
主人公が武器商人というのも斬新だし、
周囲の登場人物も面白い。
案外違和感なく楽しめた小説であった。