チンギス・ハーン

少し前の専門学校での授業のこと。
今年から、
アジア各国の学生にも、
授業をすることになっている。
歴史を教えていた時、
少し知りたいことがあった。
ちょうど元寇の話の時だった。
教科書に「チンギス・ハーン」や
フビライ・ハーン」という言葉が出てくる。
一方、小さい頃から、
ジンギスカン」という言葉もよく聞いた。
今でも「ジンギスカン鍋」などの言葉もある。
「本場のモンゴル語ではどう発音するのか」、
ちょうどモンゴル人の学生がいるので、
ぜひ聞きたいと思っていたのだ。
聞いてみると、
やはり「チンギス・ハーン」と発音するのが、
正しいとのことであり、
モンゴルでは英雄視されているとのことであった。
あまり耳にすることのないモンゴル語で、
こうした言葉を聞けたのは、
この仕事をやっていればこそだな、
と妙に少しうれしくなったことであった。