笹本稜平「突破口」を読んだ。
- 作者: 笹本稜平
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/02/27
- メディア: 単行本
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主人公の刑事が、
殺人犯といわゆるフィクサーという巨悪を追い詰める。
読んでいて、
本当の警察がどうであるかはわからないが、
警察内部のセクト主義や内部抗争にうんざりする。
しかし後半になって、
様々なことが明らかになってくると、
逆に痛快さとカタルシスを感じる。
特に、
最初は敵役だった容疑者との友情がよい。
一気に読める痛快な小説であった。