森見登美彦「四畳半神話体系」を読んだ。
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2004/12
- メディア: 単行本
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大学の人間関係を描く作品である。
4つの短編からなるが、
どれも同じ登場人物で、
かつ同じシチュエーションや筋立てで進む。
最初は誤植かと思ったほどだった。
しかしそれぞれわずかに異なり、
それが関連する。
登場人物はいずれも魅力的だが、
特に悪友小津が際立つ。
最初はとんでもない印象だったが、
徐々にそれが変わり、
最後にそれが生きてくる。
不思議で面白い小説であった。