今回の旅行で、
最も心配だったのは、
様々な交通機関が動くかどうかであり、
目的地まで着けるかどうかであった。
14時48分名古屋発の「ひだ13号」で、
下呂まで行く予定だった我々は、
「強風のため出発が遅れている」、
という名古屋駅のアナウンスを聞いて、
ひたすら待っていた。
結局発車したのが約１時間後の15時45分頃であった。
「よかった。これで目的地まで行ける。」
と喜んだのもつかの間、
途中に何度か止まった挙句、
「美濃太田」という駅で電車はピタッと動かなくなった。
アナウンスでは、
「倒木が線路をふさいでおり撤去作業を行っている」
とのことであった。
乗客はみんな辛抱強く待っていた。
外国人や小さい子供も多く、
うちの子も疲れたり苛々していたが、
仕方なくじっと待つほかなかった。
