森見登美彦「きつねのはなし」を読んだ。
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/10/28
- メディア: 単行本
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それぞれ独立した短編だと思って読んでいたが、
「芳蓮堂」、「きつね面」、「小動物」など、
共通するものが登場し、つながっている。
怪談であるから薄気味悪いのだが、
残虐で汚い感じはなく、
文のせいかむしろ情景がきれいな感じさえする。
やはり京都を舞台にした作品である。
ここのところ森見作品ばかり続くが、
この人の描く世界が私の嗜好に合うのだ。
さらにいくつかこの作家の作品を読もうと思っている。