森見登美彦「聖なる怠け者の冒険」を読んだ。
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2014/04/07
- メディア: Kindle版
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出版社の宣伝しおりが入っていて、
その中に簡単なストーリー紹介がされていたのが、
この作品である。
京都のある研究所で働く主人公が、
親切な怪人「ぽんぽこ仮面」に、
自分の跡を継ぐように言われ、
それを巡るドタバタを描くファンタジーである。
ストーリーそのものより、
京都を舞台にしたのんびりした世界観がいい。
実在する有名レストランや、
私が浪人時代から、
京都に行くとたびたび入る喫茶店まで出てくるのには驚く。
文章もあちこちで笑いを誘う仕掛けがあって楽しい。
読み終わった後、
何かほんわかするいい小説であった。