戦士たちの挽歌

フレデリック・フォーサイス「戦士たちの挽歌」を読んだ。

戦士たちの挽歌 (海外シリーズ)

戦士たちの挽歌 (海外シリーズ)

5つの短編からなる本である。
フレデリック・フォーサイスは好きな作家である。
詳細な描写にその取材の徹底ぶりがうかがえる。
そして何よりストーリーが奇抜で面白い。
「戦士たちの挽歌」は殺人事件を巡る話だが、
最後数行の落ちが効いている。
「競売者のゲーム」はオークションがらみの復讐劇で、
これもまた痛快である。
「奇蹟の値段」は戦争を巡る不思議な話に引き込まれるが、
やはり最後の落ちが強烈である。
「囮たちの掟」は海外旅行の話だと思っていると、
意表を突く展開に驚かされる。
「時を超える風」はアメリカ開拓時代の不思議な話で、
よく知らなかった分野の話で興味深いが、
ちょっと感動的な話でもある。
小説集として十分楽しめる1冊であった。